歌語り風土記 (神話の森・諸国編)

 



くにたまの歌の浜辺の片せ貝甲斐あるみ世に合せても見む


特別資料 廻国雑記 道興


日本には、国民の誰もが共有する物語と歌がありました。
源義経やヤマトタケルたち英雄の伝説や、平家や南朝の遺臣たちの落ち延びていった秘話。また、愛護の若石堂丸真間の手児奈生田川の少女などの薄幸の少年少女たち。西行法師やスクナヒコナノミコトらのユーモラスなエピソード。そして古代の郷土を造り成した神々の物語。それらの物語は、美しい和歌とともに時代を越えて語り継がれてきました。
「歌語り風土記」は、忘れてはならないそれらの物語と歌を、短くわかりやすく紹介するとともに、若干の解説をほどこして歌と物語の奥にある日本の自然や神々への信仰の姿を感じ取ることができるやうにと、綴ったものです。