松江の菓子
松江藩主、松平不昧は茶や菓子を好んだので、城下の菓子屋はこぞって新しい菓子を考案して献上し、また土地の名産ともなっていった。
風流堂の「山川」(竿状の紅白の落雁)
○散るは浮き、散らぬは沈む紅葉ばの、影は高雄の山川の水 松平不昧
彩雲堂の「若草」
○曇るぞよ、雨ふらぬうちに摘んでおけ、栂の尾山の春の若草 松平不昧
三栄堂の「菜種の里」(寛政元年)
○春菜さく野辺の朝風、そよ吹けば、飛びかふ蝶の袖そかすそふ 松平不昧
松江藩主、松平不昧は茶や菓子を好んだので、城下の菓子屋はこぞって新しい菓子を考案して献上し、また土地の名産ともなっていった。
風流堂の「山川」(竿状の紅白の落雁)
○散るは浮き、散らぬは沈む紅葉ばの、影は高雄の山川の水 松平不昧
彩雲堂の「若草」
○曇るぞよ、雨ふらぬうちに摘んでおけ、栂の尾山の春の若草 松平不昧
三栄堂の「菜種の里」(寛政元年)
○春菜さく野辺の朝風、そよ吹けば、飛びかふ蝶の袖そかすそふ 松平不昧