飛騨総社

高山市神田町

 飛騨総社は国府の近い地に飛騨国内の神々をまつった古社である。

 文化三年(1808)『飛騨総社考』を著した国学者の田中大秀は、社地の荒廃を歎き、飛騨の人々に再興の志を募って、新しい社殿の造営を成し遂げた。

 ○国の内の神坐せ。いつかしも昔にかへす時をこそまて       田中大秀

 ○いにしへのあとのまにまに、国つ神集へまつれる、今日の貴さ   田中大秀