風が吹いたら桶屋が儲かる
「風が吹いたら桶屋が儲かる」という小咄がある。
なぜそうなるかというと。
風が吹くとほこりが立つ。ほこりが人の目に入って失明する人が増える。すると三味線弾きが増え、猫の皮を使うので猫が少なくなる。そして鼠が増え、鼠が桶をかじるので桶屋に桶の注文が絶えないというわけである。
眉唾ものの論理解釈のたとえに、使われることもあるようである。
『国家の品格』(藤原正彦著)という本では、埃が立つ確率が何パーセント、目に入る確率が何パーセント、失明する確率が……というふうに、低い確率がさらに低くなって桶屋が儲かる確率は極めて低いという説明がされている。
しかし残念ながら「風が吹くと」以下すべての現象を、同一原理で価値を数値化して白黒を付けるというのはどうだろうか。いかにも今風の論理になる。
そこにはアスファルトのない土の世界や、医療の発達していない社会、目の見えない人が三味線弾きとなって生計を立てていた時代が見える。もちろん確率は低いのだが、「棚からぼたもち」のような意味合いでは今でも庶民には好まれる話である。
また自分がどうして儲かったかを自慢げに語る人の話というのは、そうは信用できるものではなく、他人からみれば風が吹いたらの話のように聞える。単に運が良かっただけのことを、さも自分の行ないの結果であるかのように説明しているにすぎないのだろうと。
金儲けに本気で熱中している人には、こういう話が楽しめなくなっているかもしれない。
なぜそうなるかというと。
風が吹くとほこりが立つ。ほこりが人の目に入って失明する人が増える。すると三味線弾きが増え、猫の皮を使うので猫が少なくなる。そして鼠が増え、鼠が桶をかじるので桶屋に桶の注文が絶えないというわけである。
眉唾ものの論理解釈のたとえに、使われることもあるようである。
『国家の品格』(藤原正彦著)という本では、埃が立つ確率が何パーセント、目に入る確率が何パーセント、失明する確率が……というふうに、低い確率がさらに低くなって桶屋が儲かる確率は極めて低いという説明がされている。
しかし残念ながら「風が吹くと」以下すべての現象を、同一原理で価値を数値化して白黒を付けるというのはどうだろうか。いかにも今風の論理になる。
そこにはアスファルトのない土の世界や、医療の発達していない社会、目の見えない人が三味線弾きとなって生計を立てていた時代が見える。もちろん確率は低いのだが、「棚からぼたもち」のような意味合いでは今でも庶民には好まれる話である。
また自分がどうして儲かったかを自慢げに語る人の話というのは、そうは信用できるものではなく、他人からみれば風が吹いたらの話のように聞える。単に運が良かっただけのことを、さも自分の行ないの結果であるかのように説明しているにすぎないのだろうと。
金儲けに本気で熱中している人には、こういう話が楽しめなくなっているかもしれない。
北国をのぞけば日本の桜の時期ももう終りである。
学研ムックといえば昨年9月16日の『ブログランキング』のことを思い出すのだが、平成14年発行の『日本歴史伝説傑作選』。「語り継がれてきた昔のこころ」という副題で、34話のエピソードが紹介されている。