魚釣の石

東松浦郡浜玉町 旧玉島村

 神功皇后が新羅征伐のときに、戦勝を占って、玉島川で鮎釣りをした。そのときに座った石が「魚釣の石」である。以来玉島地方では、四月に女性が、豊作豊漁を占って釣をするのだといふ。(肥前国風土記)

 ○帯姫(たらしひめ)神の(みこと)の、()釣らすと、御立たしせりし石を、誰見き  山上憶良

 神功皇后ゆかりの玉島川で大伴旅人の詠んだ連作歌物語から。

 ○松浦なる玉島川に、鮎釣ると立たせる子らが家路知らずも     大伴旅人

 ○君を待つ松浦の浦の少女(をとめ)らは、常世の国の海少女(あまをとめ)かも     大伴旅人