宇佐神宮
宇佐市
宇佐神宮は、
○わたの原、浪路へだつる宇佐の宮、深き誓ひは世々にかはらじ 後京極殿摂政
奈良時代に道鏡が権力を握ってゐたころ、和気清麻呂は足を斬られてうつほ船で九州に流されたといふ。舟は宇佐八幡に着き、八幡神が清麻呂の足を撫でると、見る見る足が生へて来たといふ。
○在り来つつ来つつ知れども、いさぎよき君が心をわれ忘れめや
寿永二年、木曽義仲に京を追はれた平宗盛は、勢力を挽回すべく宇佐神宮に参篭して祈ったといふ。(源平盛衰記)
○思ひ兼ね心づくしに祈れども、うさにはものを言はれざりけり 平宗盛
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宇佐周辺の地方では、薮の中の石祠に