山口市の仁壁(にかべ)神社は、もと仁戸宮(に へのみや)といった。「にへ」とは新穀の意味で、秋の初穂を神にたてまつったことに由来する名なのであらう。 ○民安き秋のまもりや稲の宮 細川輝元 鎮座地は大字宮野神織機で、地名から察するに養蚕や機織も盛んだったのだらう。