おもろさうし

 沖縄の古歌謡集「おもろさうし」にある沖縄の開闢神話を語る歌。適宜漢字で表記した。太字は神名、地名。

  昔、始りや。(てだ)大主や。清らや照りよわれ。せのみ、はぢまりに

  (てだ)いちろくが、(てだ)はちろくが、おさんしちへ、見をれば、()よこしちへ、見をれば、

  あまみきよは、寄せわちへ、しねりきよは、寄せわちへ

  島作れでて、わちへ、国作れでて、わちへ、

  許許太久(ここらき)の島々、許許太久(ここらき)の国々、島作らぎやめも、国作らぎやめも、

  (てだ)(うら)きれて、せのみ(うら)きれて、あまみや筋や()すな、しねりや筋や生すな、

  しやれば、筋や()しよわれ