須佐之男の詩

須佐之男命2筆者がだいぶ昔に書いた、須佐之男命についての4行の詩のようなものです。

剣太刀 身に添ひかねて
常世へ 乳母(おも)今失せぬ
童(わらし)ゆゑ 紅浴むや
葬(はふ)りけめ 吠えろ須佐之男

文語と口語が混じって妙な表現が目立つのは、「いろは」の47文字を一つづつだけ使って綴ったいろはうたとしたために、無理が出てしまった部分です。
剣太刀は枕詞。乳母とは母の伊邪那美命のことで実際は常世ではなく黄泉国(よみのくに)へ去りました。
ひらがなだけで書くと次のようになります。

つるぎたち みにそひかねて
とこよへ おもいまうせぬ 
わらしゆゑ くれなゐあむや
はふりけめ ほえろすさのを

画像は大蘇芳年の「大日本名将鑑表」の一枚。
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