ななばんげ

盆迎えのころの子供たちの行事には、青森県の「草ねぶた」などがあります。
子供たちが木の枝の先に灯籠を下げて七晩家々を廻り、七日目にそれを海に流すという行事だということです。
北海道で村の子供たちが、八月七日(または七月七日)の夕方に集り、竹に短冊と灯籠をさげて持ち、笛太鼓で囃し、歌いながら村の家々を巡ってローソクをもらうというローソクもらいも良く似た行事です。
青森県の「ねぶた」は、どんどん規模が大きくなって大きなお祭になっています。

木曽義仲の故郷の長野県日義村では、「だっぽしょう」といって、お盆迎へのころ、里の子供たちが行列を組んで行進し、山吹山の山頂で花火をあげるそうです。花火が盆の迎え火のようなものなのでしょう。

北関東などでは「七晩げ」という行事があります。検索したら「桐生の方言」というサイトしか出ませんでしたが、その説明によると「しちばんげ バンゲは夕方のこと 夏土用の一週間を言い藁を束ねて家の前で燃やしこれに暖まるとハヤリヤマイにかからない」とあります。
埼玉県北部では、同様のものをナナバンゲと言っているようです。晩は夕方のことですが、ゲの意味は不明としたほうが良いでしょう。これも盆迎えの行事が変化したものらしいのです。
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