雲仙岳

 むかし景行天皇が肥後国に行幸されたとき、有明海から島原半島を望み見て、半島なのか、離れた島なのかを調査させたとき、高来(たかく)の山(雲仙岳)から高来津座(たかくつまし)といふ神が現はれたといふ。山の南西から湧き出す「峯の湯の泉」(雲仙温泉)は、古代から高温の湯であったらしい。

 ○今もなほ円き躑躅(つつじ)の山こめて聖き血潮の燃ゆるなりけり    生田蝶介

 長崎県でいふ雲仙躑躅(県花)とは、学名をミヤマキリシマといふ。

 ○高原にみやまきりしま美しくむらがり咲きて小鳥とぶなり   昭和天皇