諸歌

 ○幼な名を人に呼ばれて、ふるさとは昔にかへる心地こそすれ    柳田国男

竜野市

 ○夕焼け小焼けの赤とんぼ、負はれて見たのはいつの日か      三木露風

 ○しんじつの秋の日てれば、せんねんに心をこめて歩まざらめや   三木清

赤穂市

 ○月影のいたらぬ里はなけれども、眺むる人の心にぞすむ      浅野内匠頭