小泊瀬山
桜井市
むかしある娘が、父母に知らせずに恋しい男と契った。男は娘を得はしたものの、娘の親のことを考へると、どうももの怖ぢしてしまひ、通ふことをためらってゐたので、女は歌を男に贈り届けたといふ。(万葉集)
○事しあらば小泊瀬山の石城にも、
◇
初瀬川の上流の宇陀郡は、大和から東国への街道筋にあたる
○阿騎の野に宿る旅人、打ち靡き、寝も寝らめやも、古へ思ふに 柿本人麿
むかしある娘が、父母に知らせずに恋しい男と契った。男は娘を得はしたものの、娘の親のことを考へると、どうももの怖ぢしてしまひ、通ふことをためらってゐたので、女は歌を男に贈り届けたといふ。(万葉集)
○事しあらば小泊瀬山の石城にも、
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初瀬川の上流の宇陀郡は、大和から東国への街道筋にあたる
○阿騎の野に宿る旅人、打ち靡き、寝も寝らめやも、古へ思ふに 柿本人麿