逢坂山
むかし雅楽の名手といはれた源博雅は、蝉丸の秘曲の伝授を乞ふために逢坂山に夜毎に三年間通ひ続けた。三年目の八月十五日、次の歌を詠じて琵琶を弾くと、伝授を認められたといふ。
○逢坂の関の嵐のはげしきに、しひてそひたる世を過ごすとて 源博雅
逢坂山に住んだ盲目の琵琶法師、蝉丸の有名な歌。
○これやこの行くもかへるも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸
むかし雅楽の名手といはれた源博雅は、蝉丸の秘曲の伝授を乞ふために逢坂山に夜毎に三年間通ひ続けた。三年目の八月十五日、次の歌を詠じて琵琶を弾くと、伝授を認められたといふ。
○逢坂の関の嵐のはげしきに、しひてそひたる世を過ごすとて 源博雅
逢坂山に住んだ盲目の琵琶法師、蝉丸の有名な歌。
○これやこの行くもかへるも別れては知るも知らぬも逢坂の関 蝉丸