箒木
伊那郡阿知村
箒木とは、園原の伏屋といふところに生へるといふ木で、遠くから見ると箒のやうに見え、近づくと何も見えないといふ峠の木である。木の下の小屋で行なはれた忌籠りについての伝承だらうともいはれる。園原は伊那郡阿知村智里の台地をいふらしく、現在は中央高速道のインターチェンジの名にもなった。
○園原や、伏屋に生ふる帚木の、ありとは見れど逢はぬ君かな 坂上是則
○ありと見て尋ねばこれもいかならむ。伏屋に咲ける山の初花 宗良親王
箒木とは、園原の伏屋といふところに生へるといふ木で、遠くから見ると箒のやうに見え、近づくと何も見えないといふ峠の木である。木の下の小屋で行なはれた忌籠りについての伝承だらうともいはれる。園原は伊那郡阿知村智里の台地をいふらしく、現在は中央高速道のインターチェンジの名にもなった。
○園原や、伏屋に生ふる帚木の、ありとは見れど逢はぬ君かな 坂上是則
○ありと見て尋ねばこれもいかならむ。伏屋に咲ける山の初花 宗良親王